2007年12月29日土曜日

動かない製品

問題のプロジェクトは、違う見方をすればモデルプロジェクトでした。当時持っていた製品を全て使っていたからです。中でもSCMの最適エンジンとしての製品に、周りの目が集まるプロジェクトでもありました。

だから、失敗する訳にはいきません。ドイツの開発部隊との連携が必要になります。
当時のその製品は、とても使えたものではありませんでした。Version1.0は、ドイツのある顧客のニーズのみを搭載したものだったからです。こうなると、お客様の業務プロセスで使えるように開発させなければなりません。ところが、日本はドイツに取っては小さな存在でしかありませんでした。

日本に目を向けさせないといけません。
早速、顧客仕様をまとめて開発の優先をあげなければなりません。しかし、お客様はドイツの開発者に何をどう伝えてよいのか、分かるはずもありません。

変わって、我々が仕様を作り、日本の社長・副社長からエスカレーションを何度も繰り返しました。
事態は進みません。そこで、とうとうお客様と一緒にドイツに乗り込む形をとるしかなくなりました。

プロジェクト開始時には想定してなかった問題です。でもどうにか、顧客の要望は反映されました。
Version2.0は、ドイツの1顧客の機能+日本のお客様の仕様+アメルカのコルゲート社の仕様を合わせたものとして、出荷されました。1社が3社になっただけで、またあちこちで問題続出です。

この経験の通じて、国やそのほかの用件で品質管理の質がかなり違うということが分かりました。
日本が世界一厳しくまた、当たり前のレヴェルなのです。

ともあれ、この製品の問題で、ドイツの開発の品質管理が強化されたのは、最下と言えるでしょう。

このような場合、先ず我々が顧客仕様を持ってドイツに行き、品質を確かめてから売るようにすることも、
忘れてはなりません。

大変な目に会いましたが、収穫もありました。日本は、もっとグローバルに協力関係を作らねばなりませんでした。

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